そういい、電話を置いた。 ここは、都心にある高級マンションの最上階。 「…レイチェル様。あのお方ですか?」 「……えぇ。」 「そうですか、そろそろお休みになっては如何です?」 「そうね、ハル。」 (まだ、寝る気にはならんが…。) 「お休み、ハル。」 「お休みなさいませ。レイチェル様。」 そう言うと、少女は豪勢に作られた自分の寝室へと消えって行った。 ______________