……なつは、今までにないくらい緊張していて、手には尋常じゃないくらいの汗が滲んでいる。
今日、あおちゃんに告白しよう。
そう固く決意してここまできたはずなのに、いざ本人を目の前にしてしまうと頭の中が真っ白になってなつの口からは何の言葉も出てこない。
「あの、ね………」
勇気を出してやっと絞り出した言葉も、情けなく震えていた。
でも、それでも。
「ん?」
あおちゃんはそんななつを急かすことなく、ジッと耳を傾けてくれる。
だからなつも、ちゃんと言わなきゃと思った。
優しいあおちゃんのために、なつも全部を伝えなきゃ。
「あのね、なつ……」
緊張を誤魔化すようにワンピースの裾をきゅっと握り、なつはあおちゃんの顔をまっすぐに見つめた。
ねぇ、あおちゃん。
ずっとずっと、大好きだったんだ。
だからね、どうか、どうか。
なつの想いを、受け取って────。



