夏色の約束。~きみと生きた日々~



「あー、よく遊んだね!なつ、ものすごく楽しかった!」

「俺も、久しぶりにこんなにはしゃいだよ!なんかさ、小さな頃にタイムスリップしたみたいだったね」

「本当だよ。なつたち、もう小学校高学年になったのに」


その言葉になつとあおちゃんの目がバッチリとあって、それと同時にお互いが噴きだす。


……本当、なつたちは今年で5年生になったのに。


やっぱり、まだまだ子供だね。


そう思いながら、なつは手元の時計に目を移す。


「……あ、あおちゃん。もうお昼だよ」

「え!?俺たち、そんなにここで遊んでたの?」

「そうみたいだね。だってもう、12時30分だもん」

「じゃあ、そろそろ帰る時間だ。俺のお母さんも多分、ご飯作って妹と待ってるや」

「……あ、うん…」


あおちゃんの、“帰る時間だ”っていう言葉に、なつの体が分かりやすくビクッと反応する。


……もう、帰らなきゃいけないんだ。


「なっちゃん? どうしたの?」


急に元気がなくなったなつに、あおちゃんの心配そうな視線が突き刺さる。