やわらかな風が吹き抜ける砂浜。
目の前に広がる透明で透き通った青色の世界。
「わぁー!海だよ、海!」
「なっちゃん、はしゃぎすぎだよ」
海があまりにもきれいで、なつがその場でぴょんぴょんと飛び跳ねると、それを見たあおちゃんがお腹を抱えて笑う。
「だって見て!この透明な水に、目の前に目一杯広がる大きな青い景色。すっごいきれいじゃん!」
「ははっ、確かに。この島の海は、どこの海にも負けないくらい本当にきれいだもんね!」
「うん!なつ、この島の海、大好きなんだぁ」
「俺も!この島の海にくると、いっつも元気がもらえるような気がするから」
真っ白な砂浜の上を裸足で駆け抜けて、海のすぐ手前までたどり着いたなつたちは、まるで小さな子供に戻ったかのように海辺ではしゃぐ。
「ほら、なっちゃん!」
「きゃ……っ」
「あははっ、なっちゃん騙された」
「ちょっと、あおちゃんのバカ!」
「う、わっ……!」
こうやって水の掛け合いっこをしたり、
「見て見て!これ、結構力作じゃない?」
「えー? 俺の作った宮殿の方が豪華じゃない?」
「あおちゃんのは、入口がないからダメ」
「え、そこなの?」
真っ白な砂で、どっちが大きなお城を作れるか勝負したり。



