なつの瞳から、とうとう涙がこぼれ落ちる。 止めようと思っても、全く止まってくれなくて。 「……っ、く……っ、う……っ」 悔しくて悲しくて、あおちゃんが苦しいときにそばにいて支えてあげられなかった自分が情けなくて。 なつはお母さんの背中に手をまわして、服をきゅーっと握りしめる。 「菜摘……。今日は学校を休んで、碧くんのところに行こうね……」 なつの気持ちを分かってるかのように背中を優しくなでてくれるお母さんにしがみつきながら、なつはあおちゃんを想って泣き続けた。