ダメだって必死に自分に言い聞かせているのに、心が全く言うことを聞いてくれない。 気付けば、なつはその問いにコクンと頷いていた。 ………なつのバカ。 なんで、なんで……っ、頷いちゃうの…。 これだけは、絶対認めたくなかったのに。 “あおちゃんが死んじゃうかもしれない” ということだけは、どんなことをしてでも認めたくなかった。 いくら周りがなんて言おうと、なつだけは君の明日を信じてあげたかったのに。