なつとしては、お父さんにその事実を告げるのがちょっぴり恥ずかしかったけど、でもあおちゃんがずっと隣にいてくれたから。
だからね、ちゃんとお父さんにまっすぐ向き合って言うことができたんだ。
“あおちゃんが好きなの”って、“付き合ってるんだ”って。
それを聞いたなつのお父さんは一度咳き込んだかと思えば、いつもキリッと上がっている眉毛をへにゃっと下げて、腰を抜かしちゃったんだよね。
よっぽどびっくりさせちゃったのかな。
あ、でもね。
なつのお父さんとは反対に、あおちゃんのお父さんはなつの頭を優しくなでて、
『うちの碧をよろしくね』
って言ってくれたんだ。



