平凡な憂の非日常


「なんだと~!?

誰だ、デブって言ったのは?」

「ウチや、ウチ」

「なんだ、オマエの顔は?

メイクでブサイクを誤魔化すどころか

そりゃあ逆効果だろ」

(僕命名では化け猫)

「なんやて~この4浪デブが!

アンタのびっしょりは汗やろ?

アンタが部屋に入るだけで

湿度がメッチャ上がんねん!

ウチらは、楽しく飲んどんねん。

5浪したなかったら、部屋帰って勉強でもしとき!」

(うわぁ、すげぇ言われよう)

「まぁまぁリナちゃん。

彼は杉山君と言って

受験勉強のストレスで気が立っているだけなんだよ。

そんなに、悪く言わないでやってくれ」

(おぉ!

さすが渡辺さん。

年長者の言葉は重みがあるな~)

「そうか?」

(化け猫を落ち着かせた~!)