「それじゃあ、この後も…もっとドキドキさせてやるよ。」


「えっ?」


「今夜は帰さねぇから。柚の甘い声、たっぷり聞かせてもらう。」


ボッと火がついたかのように熱くなる顔。


口をパクパクさせて驚く私を満足そうに見つめた蓮は、ゆっくり顔を近付けてくる。


そして…


「………っ…」


心臓が破裂しちゃうんじゃないかと思うほど、深くて甘いキスを落とした。





蓮と付き合って、初めて迎えたクリスマス。


まだまだ蓮にドキドキさせられそう…。


心臓が持ち堪えられるか分からないけど、二人きりの時間を大切に過ごしたいな…。


蓮からの甘いキスを受け止めながら、熱く鳴り響く鼓動。


幸せな気持ちが体中を駆け巡っていた。




*Fin*