「なんでって、この学校だから」

バレちゃった、と意地悪に笑う筒井くん


「バカぁ!...いきなり消えないでよ」

あ...止まらない

止められない



「私、ずっと筒井くんのことばっか考えて...」

ぎゅうっ

抱きしめられて言葉を失った


「...このネックレスは?」

「返さなくてもいいよ、きらちゃんのだから」



私...の?

「どういうこと?」

「最初からきらちゃんに渡すつもりだった」



な...にそれ

だってこれは、


このネックレスは......







「ずっと好きでした」