だけど、長年の付き合い。 親よりも長く一緒にいたあたしには分かってしまう。 本気で嬉しい時。 本当に悲しい時。 必死でやっている時。 だからーーー こう答えてしまう。 本当はそんなこと、できる身分じゃないのだけれど。 「付き合う」なんて、分からないのだけれど。 「嫌ーーー!付き合おう!!あたし達!」 琉は驚いて、表情が明るくなった。