〜火那side〜
昨日は1日中、1人だった。
1人で家で暇になるのは、嫌いだ。
あの日のことが鮮明に思い出されてしまうから。
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ーーーあの日。
父が外で酒を飲んで倒れて、病院に運ば運ばれた、あの日。
琉達、隣の家族は個々の用事で居なかったから、病院の人に教えてもらって、必要なものを持って、病院へ行った後。
あぁ、あたしは今1人なんだ。
そう気付くと同時に、不安と、解放感が湧き上がる。
もう、父がいつ帰ってくるかとビクビク待っていなくてもいい。
もう、朝起きたら家の中がぐちゃぐちゃになっていることはない。
そう思った。


