"好き"



玄関に向かう途中の廊下で、はっと気づいて、琉に電話を入れる。


あたし1人で大橋君と対面するのはちょっとね。

嫌…じゃないけど、なんか気が引ける。


「何!?大橋!?すぐ行くから!」

ガチャンッ

ーーーと、切られた電話を置く頃には。

玄関の鍵が開いて、琉が入ってくる。


「大橋君も上げてあげて」と頼んでから、あたしはお茶の用意をしに台所へ向かった。