「だから!八草と仲良くなるために、家に行かせてってば!!」
「だから、それがおかしいって言ってんでしょ!!」
何が悲しくて、こんな答えの分かりきった言い合いをせねばならんのだ……。
ギリギリで1、2枚の猫を保っている感じのあたしは、もう、内心やり切れなさで号泣だ。
あの衝撃の告白から2日経ち、月曜日になると、朝から嫌に近づいてくる。
大橋君は顔が良いようだから、あたしのところに近づいて来られると、結構迷惑だ。
これ以上、恋愛関係の噂はいらない。
琉とだけで充分足りてる。
なのに……なのに、この男はぁ!!!