「……どうしたの?大橋君」


あと少なくとも100年は来て欲しくなかった、休み時間。


猫を利用されるのなら、このまま徹底的に猫をかぶり続けてやろうと(さっき)決心したあたしは、笑顔で問う。



「あの…さ。天ノ川先輩に会わせてくれないか?」


「琉先輩に?」


何故?
昨日、琉が大橋とかいうのことを話している時、ちょっと不機嫌だったから、嫌なんだけど。



「いつ?一応、用件を聞かせてもらってもいいかな?」


少しお願いするような目で。

この目で失敗したことはない!!