"好き"



宛名の無い、手紙。

本来なら怪しむべきなんだろうけれど、俺達4人は不思議には思わない。


その、分からない部分に、学年が違っても、学校が違っても、ずっと仲良くいれる理由があるんだろう。と、思うから。


「琉、読み終わった!?」

きいがニコニコと聞いてくる。


「うん」


「じゃ、覚悟してね!!
…って、えーっと…真、ぱす」


「なんで俺…」と真はぼやきながらも、真面目に聞いてくる。