お昼ご飯をココの家で頂き(かながココの家のお手伝いさんの料理の腕に感動していた)、そろそろ太陽がビルの影に沈もうかという頃、かなが「そろそろ帰ろう」と言った。 「あっ…そうだな。そろそろ、だな」 俺は毛足の長い絨毯に手をつき、自分の体を持ち上げる。 その時、ココが制止の声を上げた。 「琉、ちょっと待って!!定期便きてるから」 「分かっ「ほんと!?」 きいが目を輝かせる。 「定期便?」 かなが不思議そうに首を傾げる。 俺が説明しようと口を開きかけたその時。