"好き"



「ねぇねぇ、かなんちゃん!こっちおいでよぉ〜琉なんかほっといてさ!!」


きいがかなを呼び込む。


少し迷ったものの、猫が取れているかなにしては比較的素直に頷いて、きい達に近寄って行った。




かながココの部屋に敷いてある、絨毯を触りまくっている。


まぁ、俺ん家にも、かなの家にも、あんな高級そうな絨毯ないもんな。








先程のかなの様子で受けたショックからは立ち直ったものの、みんなの輪に入って行く気にならなかった俺は、ぼーっとかなの様子を観察していた(はたから見たら、かなり怪しいと思う)。