「ねぇ、琉?」

「何?」


いつも通り買い物の帰り道。

かなは携帯を片手に俺に声をかけてくる。


「明後日さぁ、一緒に大橋も行っちゃだめかな?」

「明後日……あぁ、集まりかーーー!!?」

そうだ、ただ単にかなと会いたいからというだけの理由でまた集まるんだった。


「やっぱダメだよねぇ」

「……」


俺は何とも言えなかった。

こないだ、ココから連絡があったのを思い出したから。


その…かなと同じ内容の。


『明後日、八草さんと大橋君っていう子も連れてきて!

真と、きいも同じ意見だから☆」