"好き"



「ん〜と。あっ、気を失ってるんだね。
保健室行こうか」

俺は大橋からかなを奪って抱き上げる。


かなは知らないだろうけど、勉強の途中で寝てしまったかなをベッドに運んだり、結構してるんだよな。


大橋は怯えたように言う。


「えっ!?気を失ってるって………
大丈夫なのか!?」

「ん。たぶん」

「たぶんじゃねぇだろ!?はっきりしろよっ」


「はっきりしろ」

その言葉が、俺には別の意味にも聞こえて。


この間からなんとなく気になっていることに。



俺はついつい声を荒げてしまう。