"好き"



「ごめん、かなちゃん」


……ほんとに。

大橋君に言われた一言があたしの頭の中をかき混ぜて、さっきの1時間はだった全く集中できなかった。


一応できる、英語で良かったけどさ。


「なぁ、考えてくれたのか?」

「ん…まぁ、一応」


あたしが琉以外の名前を呼ぶことってまず無かったみたい。


「こう呼んで」と言われて、呼ばなきゃいけなくなった人もいるけど、それも必要最低限のみ。


さっき考えて、やっと気づいたんだ。