な、なにされるの………!!!?


もしかして、


キ、キス…………!!!?


そんな思いが頭を駆け巡って

ギュッと目をつむった、


ーーーーーけど、いつまでも

何も起きなくて


おそるおそる目を開けると…



もう目の前に武下くんはいなくて

あたしから少し離れたところで

そっぽをむいていた。




まあ、少し離れたっていっても

たいした距離離れてないけど……



「た、武下くん………?」



「なに…」



冷たい言い方……


え、あたし何かしちゃったのかな…?



「ご、ごめんなさい………っ」


「は?」