「はぁあ…」 こわくて何も言えないでいると 大げさなため息をついた武下くん。 「んな、こわがんなよ」 「へ?」 予想外の言葉に 頭をあげようとすると ポン… 頭に軽い重みがかかり 「怖がらせて悪かったな」 ってあたしの顔をのぞきながら 優しく頭を撫でてくれた。