平然を装う反面、


頭の中では焦りを感じていた。



そのせいか、とっさに




『放課後、ここに来い』



なんて、言っていた。

しかも、何を怖がったのか

「は、はい」なんて間の抜けた声で


返事をして、ギュッと目をつぶった。






は、?


なんでそこで目をつぶる?



わけのわからないこいつの行動に


どうしていいかわからなかった俺は


とりあえずこいつの頭をなでた。