プルプル…… 機械音が響く中 こんなにはやくでて!って 思うのは初めてだ。 はやくでて!! 緊張で、胸がおかしくなりそうだった。 だけど、 それ以上にうきうきした 気持ちが心にあった。 「……はい……」 で、でた!!! 「もっもしもしっ!武下くん! あたし、松嶋です………!」 出てくれたことへの嬉しさと これから話すことへの緊張感が 入り交じっていた。