切り替えのはやい武下くんに 比べ、 「お前が好きだ」って いった表情は見えなかったけど、 ………微かに震えていた声。 どうしよう…………… 武下くんのことで、 頭がいっぱいになってしまった。 それから、 ご飯を食べて、気づいたら 家の前についていて。 途中から記憶が曖昧だ………… それくらい なにも考えられなかった。