「なぜ驚かない?」


「は?」


意味わかんないんだけど



「いや驚いたし。」



ホントだ。とても驚いた。だっていきなり目を覚ましたものだからな



「ふ~ん…それにしては反応が薄い。それより貴様、我がみ「私はもともと感情が薄いのだ…いや、ないのだな・・・」


そう、私は感情がないのだ…
だから人に好かれないみたいだ


「感情がない。そうか、なら我が試してみせよう」


ガシッ



ドンッ



!?
「なに?」


いきなり壁に押し付けられた





「ためしてやると言っただろ」

ニヤリとわらった


「なに…んんっ!?」


なにをだと言おうと思ったら

いきなり唇をおしつけられ接吻をされた


「んっ、んん~っっ!!んんっ…」


離そうとしたけれど角度をかえてなんどもなんども接吻をされた


「んんっ…ん!んんっっ!!!」





ガッ!!


ドッ!!



「うっ…」


いい加減頭にきたのでスネと腹に一発かましてやったのだ



やっと口が離れたとおもったら唇の傷が消えていた


まぁそれはあとにして←(ダメだろ)


グイッ

口をふいて



「おい、おまえなにしてくれた」



「キス」



なにをいうかと思えばキス、だとぉ!


「おまえ、あれがキス、だと?ふざけるな。なんで見知らぬ奴に接吻をされなきゃいけないのか。気色悪い」

「接吻…って、あははははは!!!」



!?なんなわけ、あいつ
いきなりわらいだして

「なにがおかしい」


すると髪長が無表情になり
「ホントに感情がないのだな貴様」



そう言って鼻で笑われた


「そんなこと髪長にいわれなくてもわかっていることだ」


すると髪長は眉間にシワがよった


「髪長とは我のことか?」

「ほかなにがあるっての」

あたりまえのように言った



「我にはちゃんとした名前がある。なのに髪長、とはふざけてる」


「おこってんのか?
しょーがないだろ名前知らないのだから」


きいても答えなさそうだし


「…貴様、名乗れ」

は?なんなの?
髪長って言って怒ってさ、ちゃんと名前があるとか言ってたくせに次は名乗れだと?


度がすぎるな…