悪魔と執事と無感情少女

「貴様は驚くということを知らないだろう?」

驚く?
そんなの知ってるに決まってる


馬鹿にされた?


「馬鹿にしてんの?」


「馬鹿にはしておらんきいているだけだ」


かまってる時間が無駄だ


「どーでもいい話はそこまででいいだろ。次は花嫁のことを説明しろ」





「じゃぁその手に持ってる刃物机に置け」



手…

ポタッポタッ


血が出てる


そっかカッターをずっと握ってたんだ

でも、それも
「どーでもいいから説明し、説明してください」


命令口調できくといつまでたっても話が進まん


「ほぉ、言葉づかいもよくできるではないか」


「おしえてやろう。花嫁を決めるのは我自身が決めて良いことだ、だが、掟がある。我が見える人間。貴様は我がみえただろう、それ故貴様が花嫁になったという訳だ。人間界では我が見えるものはおらん」


わかったか?と目でいってきている

そっかだから母さんには翔鸞は
見えなかったというのか


「わかった、納得したよ。でもあんたはいいのか?私で?」



そうだよ
心がわからない人間なんだ


「我はよい。そろそろだったんで。貴様はよいのか?」


結婚したら悪魔界で暮らす
そういうことになる

別に未練があるわけでもない


将来、私をもらってくれる奴もいないだろ



ならいっそここで結婚したほうがいい


「私は良いよ」


「ならさっそく我の国へ行くとしよう」


国?どこにあるんだ?



持ち物なにももってかなくてもいいよね

「うん」


あー、母さんに言わないとね

「ちょっと母さんに言ってくる」



タッタッタッタッタッ


いた

台所だな

キィーー・・・・


「母さん、少しの間帰ってこないから」

出て行こうとしたら

「栄華!」


「なに?」

「え、えー、っと、どこに行くの?」

悪魔界

とは言わないさ



「母さん、知らなくてもいいじゃん?別に私のことそんな心配っていうの?してないくせにさ。もう私がいなくなってよかったとか思ってんでしょ?ホントよかったね」