……血。


血。


血。


血。


………………。


「ちょっとッー!?ディフー!?」


ディフと暮らし始めて一週間。


彼は徐々に他の島に行って人を殺し出した。


この島の人だけは殺させないけど。


「ふわぁ…………。あんだよ?」


滅茶苦茶眠たそうな表情でディフが部屋から出てくる。


彼が着ている服も血塗れ。


「殺人自体はしょうがないのかもしれないけれど、こんなにあちこち汚すのを許可した覚えはないんだけど」


家の中が血で汚れている。


家の外まではピカピカなのに。


「殺ってからここに着くまでは気を付けてんだけど、ここ着いちゃうとねみぃ。くわぁ……」


大あくびしやがって。


私の力を使えば綺麗になるんだろうけど。


疲れるだろうな。


まあ、こんな家はまっぴらだし。