「よっ!夏希」

肩を叩いたのは颯太だった。



「…そ、颯…太?」




声が震えてしまう……
よかった生きてて。





「ん?どうした
顔色わりーぞ?
変なものでも食ったか?」




よかった
いつもと変わらない。





「ううん大丈夫
颯太じゃないんだし大丈夫」



「はぁ?俺変なもの食わねぇーし!

あっ!部活なんだ!!
そろそろ行かねぇと先輩に怒られる!!

じゃあなっ!」





「うん
部活頑張って!またね」