(里乃 side)

朔夜…くんかぁ…♡

”明日とか出会ったら
 話しかけてもいいかな?
でも、図々しいかなー?“

てーきを拾ってくれて
少し話しただけの私のことを
覚えててくれるか
わからないもんなぁー…。

「電車で出会った人に恋したんやー?」

ん?
横を見ると隣の席の
永瀬くんが
呟くように言った。

「全部くちにでてたで!(笑)」

少し舌をだして
ウインクをして微笑んでる
永瀬くんを見て
すこしだけキュンとした。

永瀬くんゎ普段から
結構モテてるんだけど…
私ゎこれまで永瀬くんにキュンと
したことも
話しかけられたことも
なかったからビックリした…。

「え、うそっ!?」

「ホンマやで?俺あんまし嘘つかへんし!」

「そっか…」

「うん。で、告白しーひんの?」

「だ、だってさ!彼ゎ他校の人なんだよ?」

「それがなに?」

「ほ、ほら!同じ学校に
 彼女さんがいるかもしれないじゃん!」

「でも、わからんねやろ?
    じゃあ聞いてみたら?」

「ぅ、うん。そうするね☆”」

ホントゎ聞かない。
違う。聞く勇気がなぃ…。
友達になれれば
ただそれだけでいいんだもんっ///