X'mas記念日【短編】

「よっしゃぁぁぁぁあ!」

小澤くんはそう叫んだ。
もちろん、まわりにいたほとんどの人が小澤くんを見た。
だって、いきなり叫ぶんだもん。
みんなびっくりするよね。

「あのさ、俺、告られたことしかなくて、告ったことなんて1度もなくて、正直どうすればいいのかわかんなかった」
「そうなんだ」
「でさ、俺、どうすればいいのか調べたんだ。そしたら、なんかベタな感じになっちゃってさ」
「ふふっ。そんな感じした」
「だろ?もう、振られるんじゃないかとか思ってさ、不安だらけで……」
「観覧車で告ろうとしたの?」
「そう。けど、運悪く終わっただろ?もう、どうしようかと思ったよ」