これは、ある家族のはなしです。

「遙、明日はキャンプだよ。」

「うん。楽しみ。」

「じゃあ準備しておいてね。」

「は~い」

準備が完了し遙は寝た。



****翌日****

「遙おはよう」

「おはよう」

「今日はキャンプよ!早くおきなさい」

「はーい」

朝ごはんを食べキャンプへ出発した。

1日目は山登りだ。その後バーベキューをする。

普通に山を登り終え、バーベキューをしていた。

「この、お肉美味しい!」

「そっ、それは良かった。」

そんな会話していたら雨が降ってきた。

「やだ、雨がふってきたわ。あなた、どうする?」

「そうだな~。んっ、あそこに小屋がある。あそこを借りよう!」

「そうね、そうしよう」

一日目は、小屋に泊まることにした。

「なんか、ここ気味悪い。」
遙は言った

「大丈夫よ」

「今日は早く寝なさい。」

「はーい」

「おやすみ」

「おやすみなさい」

寝てから三時間はたっただろうか、何やら音がする。

《とんとんとん》

ドアのほうからだ、でもわたしは気にせず寝た。

次の日は、山菜を採ったりし、楽しく過ごした。夜は花火をしていた。
花火をしていたら夜遅くになったので昨日の山小屋に泊まってから朝帰ることにした。

寝ようとしたその時

《とんとんとん》

ドアをノックする音がきこえる

《とんとんとん》

お父さんは勇気をふりしぼって聞いてみた。

「誰ですか?」

《とんとんとん》

「喋れないのか...」

「じゃあこうしよう」

「あなたは、大人ですか?大人なら、ノックを一回、子供なら二回してください」

《とん》

「大人か...」

「じゃあ、次。あなたの性別は?女ならノックを一回、男ならノックを二回してください。」

《とんとん》

「あなたの他に誰かいますか?一人ならノックを一回、二人以上ならノックを二回してください。」

《とんとん》

「これで最後だ。あなたは、い...生きてますか?生きているのならノックを一回、生きていないのならノックを二回してください。」

《とん、と...》

「んっ?もういっかいお願いします!」

《ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!!》

「な、なんだ。びくっりした。」

「もう、お父さんが変な質問するからよ!」

《ガチャ、キィィィ》

「えっ、ドアが...勝手に......」

「うぁぁぁぁぁ」
「きゃぁぁぁぁぁぁ」











*****ニュース*****

昨日、岐阜県高山市のある山小屋で、死体が発見されました。
死因は不明だそうです。




*****ある家族*****

「怖いねぇ」

「山小屋ってまさか... 」

「えぇ、そのまさかよ。」

「あの、呪いか!?」

「そぅ、あの質問をしてしまったらか、おそらく...」

「確か、その山小屋は昔、戦争で亡くなった人たちが下に埋めてあるだっけ」

「そう、亡くなった人たちが、この世をさまよってるのよ」

「俺らも気をつけなきゃな」

「えぇ」