私にとって月模はただのクラスメイトで、向こうもそう思ってるんだって思ってた。


だけどいきなり同居する事になって、どんどん惹かれて、恋人同士になって。


“彼氏と彼女”として一緒にいる時間が増えていく内に、余計に甘い君から離れられなくなる。


「ううう……アンタなんかS度アップしてるよ///」


「嬉しいだろう?」


「嬉しくなんかないっ!!」


皆の前じゃクールだけど、私には優しく微笑んでくれるヴァンパイア。


あまりワガママ言いたくないけれど、この意外な一面を独占出来るのは……ずーーーっと私だけがいいな。









――――END――――