「あっあの~」

「何?」

「送ってもらってありがとうございました。それと… 何で家の中まで入ってくるんですか?」


ちょうどその時お母さんが来た



「ご無沙汰してます。」

「あら~、紡くんじゃない!」

「勝手にお邪魔してすみません」

「いいのよ!そんなの」



えっえっ…

お母さん紡先輩のこと知ってる・・・?



「ほら、まなかも立ってないで座りなさい」

「なんでお母さん紡先輩のこと知ってるの?」

「あれ…?ゆってなかったっけ?」

「なっなにを…?」

「紡くん、まなかの婚約者よ」



…………え。


紡先輩が婚約者 ………?


「きっ、聞いてない」

「ごめんね。忘れてたわ」

「そんなの聞いてないよ!紡先輩が婚約者?何それ!意味が分かんない!」

「ごめんねまなか…。」

「私……どおなるの?」

「今日から俺の家で暮らす」

「紡先輩の家で………?」

「早く準備しろ」

「…………お母さん。もおわかんないよ。急に婚約者とか、先輩の家で暮らすとか、色々ありすぎてわかんないよぉ…」

「まなか……」

「じゃあね……。お母さん」



それから私は紡先輩の家に行った。

これからはここで暮らすんだ。

親孝行になるよね、きっと ……