そして、今日。

朝五時に起きて姉のために割と大きめのお弁当にごはん、おかずを彩りよく並べた。

「姉貴〜できたよ」

ダイニングで寝そうになりながら朝食を食べる姉の隣に弁当をおいて、俺も朝食をとった。

「は!!やばい!!」

なぜかいきなり覚醒した姉が朝食もそこそこにドタドタと準備をはじめて、相変わらずの準備のはやさに圧倒される。

「じゃあ!行ってきます!!」

ドタン!!
乱暴にドアがしめられたところで、テーブルの上に姉のために作った弁当が置いてあるのにきづいた。

「ああ!!まって!姉貴!!」