朝だ…… フッと素早く起き上がり この殺風景な部屋を見渡す これが私の朝の始まり 私に目覚ましは必要ない いつからか起きたいと思う時間に1秒たりともずれることなく目覚めるのだ 体内時計が優れているのかと思う これもまた殺風景なキッチンへ向かうと蛇口をひねりコップに水を注ぐ 別に喉が渇いているわけでは無いが、 “アイツ”がそうしろと煩い アイツというのは… …またあとにしよう、すぐに来るだろうから