そしてまた、キミに。




---------



目を開くと、
自分の部屋とは違う天井が広がっていた。



…いつの間にか寝ちゃってたんだ。




清水君がベッドに寝かせてくれたのかな。




ゆっくりと体を起こす。




床に座っていた清水君が
アタシに気づいた。


「あ、起きた。
大丈夫?」


「…うん。
すごく楽になった」


「よかった」

清水君が優しく微笑む。


「…ごめんね。
迷惑掛けちゃって…」


「そんなんいいねんっ

何があったんか知らんけど
一人で背負い込んだらアカンで」



「うん…
ありがとう」


あの日から色んな人に
何度も言われた言葉…

だけど、何かが違う気がした。