「…でね、清水君が来て
ノート運んでくれたの」
昼休みになり、優とお昼を食べながら
さっきの話をしていた。
「でも持ってたの
30冊ぐらいだったんだよ?
私ってそんなに危なっかしいのかな〜」
「…なんかわかる気がする」
「え!
優までそんなこと言うなんて…」
優がクスクスと笑っている。
「でもね、背が低いの
かわいいって言ってくれたの。
今までバカにする人はいたけど、そんな風に言ってくれる人いなかったから」
「…そっか。
まー、みんなもバカにしてたわけじゃ
ないと思うけどね。
清水君が正直なだけ」
「?
そうなの?」
そんな風には見えなかったけどなー。
