「おはようございます」
「おはよう」
「おはよー、ひろりん」
「おはよう」
「先生おはよー!」
「おはよう」
次、私だ…
「先生、、おはようございますっ」
「おはよう」
…
先生の横を通り過ぎる。
少し早くに家を出たけど、遠回りした甲斐あって教室に着いたのはいつもと同じ時間だった。
「愛子ちゃんおはよー。
…?どうかした?」
「え…ううん、何でもないよっ」
同じだったーー
私に向けられた笑顔も声のトーンも、、
他の子たちと全く同じものだった。
当たり前のことだけど、胸の奥に小さな痛みを感じた。
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