そしてまた、キミに。




何これ…どうしよ。



「何なん〜、、
嬉しすぎて泣きそうやー!」



「清水君…もう目からなんか出てるよ」

「わぁ、ホントだー」

「ハハハ」



こんなに幸せな誕生日、初めてや…




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ヒュー…

ドドーーーン




花火が上がる。


松田さんの提案で、松田さんと先生、
俺と坂口さんの二組に分かれて花火を見ることになり、

俺たちは人混みを避けた少し離れた場所で、夜空を埋め尽くす大きな花火を見上げていた。




「…綺麗…」


「めっちゃキレイやな…」



浴衣姿の坂口さんにも慣れてきて緊張が薄れてきていたのに、

俺が告白した日以来二人きりになるのは久しぶりで…また緊張が襲ってくる。