「…いつからですか?」
「んー、2ヶ月くらい前からかな」
「……」
「?…
どうしたん?」
大輝、何か知ってるんかな。
「すみません…
それ、俺のせいかもしれないです」
「え?」
「いや、なんでもないです…」
それ以上聞かれたくなかったのか、大輝は全く別の話をし始めた。
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大輝と別れてから、俺は自分のアパートの前にある公園のベンチに座っていた。
いくら待っても坂口さんが現れるはずも無く、しばらくしてから家に帰った。
一人きりの空間になると、頭の中は一層
坂口さんのことばかり考えてしまう。
「…おれ…なにしたかなぁ……」
そんなことを思いながら、
いつの間にか眠りに落ちていた。
