「優?…大丈夫?」 あ… アタシ、、、 何考えてるんだろう。 清水君に視線をやると、 同じようにこっちを見ていた。 授業が始まる。 ーー『優、シャーペン貸して』 ーー『はい!次の問題坂口さんが答えるって言ってまーす』 ーー『んー…もうちょっと寝かせて…』 …ダメだ。 彼の言葉ばかりが頭に浮かんでくる。 目を閉じて深呼吸する。 どうしちゃったんだろう。 落ち着かなきゃ…