学校に着いた俺は、 何食わぬ顔で下駄箱に手をかけ、 靴をしまった。 そのまま、何食わぬ顔で、 教室に入り、荷物の整理を始める。 「おはよー」 俺の前の席の海老沢が声をかけてきた。 海老沢とは小学校が同じだった。 何となく気が合うやつだ。 「おはよ、えびちゃん」 そして、俺の隣の席の女子。 名前とか興味ないし。 席替えしたばっかだし。 別にクラスの人の名前なんか 一人や二人覚えなくたって、 どうってことない。 でも、その日は何故か、 無性に気になっんだ。