僕は猫 【この空を見る方法Another Story 】完結



これ!ほら!

あっ…木に糸が張ったやつ…

これ見たかったんじゃない?

僕はブロックからおもいっきり飛んだ。

人間の胸のあたりをめがけて飛んだ。

…痛い。。。
受け止めるの下手だ…。
頭うったよ。くぅ…痛いなぁ。

あっと、ごめんごめん!!

絆創膏貼る?
湿布のほうがいいんかな…。

僕は絆創膏を貼られた。
これは効果もなくて痛みもおさまらなくて、剥がす時に毛が抜けて…この人間に噛み付いてやろうと思った。

だけど、なんだか優しくしてくれたから許してあげた。

この人間は音楽の話になるとよく話す。

身振りをして楽しそうに話す。

ギター。

ギターっていう。

楽器。

楽器っていう。

歌。

…ギターという楽器を弾いて歌っていたんだ!!

僕は興味が湧いた。

ギター弾いてみる?

…弾けないよ猫だよ。。。

部屋の中は暖かいと思ったけどそうでもなかった。

人間はフカフカした毛布を置いた。

僕がそこに座ると毛布で包んだ。
ギュッてしてる。

温かい。人間は温かい。
懐かしいな…。

…この人間は1人なのかな、僕が前に居たところはもっとたくさんの人がいて賑やかだった。
大きなテレビがあってご飯がたくさんあって、人間の食べ物を僕にくれた。

毛布からはラベンダーのにおいがした。
いつも使っていたのかな…

猫!

ん?
突然呼ばれた。