「今日から夏休みだよぉ~」

友達の愛美ちゃんが言った。

私の名前は、田代由愛。

中学二年生で、身長160cmというごく普通の女の子。

そして、私の親友である春木愛美。


すっごく可愛くて私の姉ちゃんみたいで私の理想の女の子なの。       


私の恋のきっかけは三ヶ月前・・・
愛美ちゃんと私は賭けをしていた。

私が冗談で「愛美ちゃんがもし好きな人に告って付き合うことになったら、私も好きな人に告白するよ~」って言ってしまった。

その翌日私は急いで愛美ちゃんの所へ行って「どうなった~?」って聞いた。

そしたら、愛美ちゃんは頬を赤く染めながら「付き合うことになった」って言った。

私は、思わずさけんでしまった。

その後愛美ちゃんが、こっちをみて笑って「じゃあ由愛も告白してね~」とこっちを向いて手をヒラヒラと振った。

私は自分の教室に戻りながら思わずため息をついてしまった・・・

その夜私は約束通りその人に「もしよければ、付き合ってくれませんか?」とメールした。 
 
そうしたら「いいよ」と返事が返ってきた。
その人とは小学校のとき一緒だった梅田蓮斗。
かっこよくて小学校のときも人気だった
私がその人を信じすぎていた・・・
 
次の日愛美ちゃんに「付き合うことになった」と伝えた。

愛美ちゃんは自分の事のように喜んでくれた。

一週間後・・・
ある女の子に話しかけられた。
三組の森野愛生。
「由愛ちゃんって梅田くんと付き合ってんの?」って言われた。

私は、「多分・・・」って言った。

梅田にその日の夜メールで「愛生になんか言った?」って聞いたら「お前と付き合ってるって言った」って返信が来た。

私はどう返していいか分からなかったから、その日はすぐに寝た。

次の日学校に行ったらクラスの子達から「梅田君と付き合ってんの~?」って聞かれた。

でも私は「多分」とだけ言って席に着いた。

いつものように愛美ちゃんが「大丈夫?」って心配してくれた。

私は「大丈夫」とだけ言った。

その後、愛美ちゃんが「そういえば後一週間で夏祭りだよ~」と笑いながら言ってきた。

すっかり忘れてた・・・

愛美ちゃんが「まさか梅田君誘わないわけないよね~?」ってニヤニヤしながら聞いてきた。

私は思わず「誘ってるに決まってるでしょ?」って言った。
 
そしたら愛美ちゃんが「じゃあ4人で行こう♪」って言ってきた。

まぁ愛美ちゃんならいいと思い一緒に行くことにした。

愛美ちゃんが「浴衣着る~?」って聞いてきたけど「めんどくさいからいいや」って言ったら「まぁいっか」って言って体育館に向かった。