年上彼氏と年下彼女

( 眞緒 Side )

ー キーンコーンカーンコーン…

帰りの時刻を知らせる音と共に、カーテンを揺らす秋の風。

「眞緒、帰ろー‼︎」

私の元に駆け寄って来たのは、親友の神永奈々( かみなが なな )。
昨年からクラスが一緒で、気が合った私達はすぐに仲良くなった。

「帰ろ帰ろ!」
「今日、機嫌よくない?」
「そ、そんなことない!」

「あ、もしかして龍くんとデート⁈」

龍くんってゆうのは私の彼氏の隅田龍弥( すみだ りゅうや )のこと。

「デートってゆうか、お家行くだけなんだけどね…」
「でも、よかったじゃん!」

自分のことのように喜んで、笑みを浮かべる奈々。
そんな奈々が大好きな私。

「ありがとう、奈々」

鞄を持ち、門へと向かった。