一番星





ひとしきり歌った後、
マイクを置いて注文した大盛りポテトを
つまみながらそれぞれの近況を報告しあうのが星羅達の定番だった。







「そういえば星羅なんかバイト始めた?」


「まだ〜」



「まだかい!甘ったれだな(笑)」



「ニート仲間だった私もマックではじめたからもう星羅だけだよね、自宅警備員(笑)」



「自宅の安全を全力で守っております!って、うるさーい(笑)」



「星羅は男のケツ追いかける事が生きがいだもんね。」



「ちょ、人聞き悪すぎ!(笑)」



「拓也先輩とはどうなったの?」



「あ、そう!言い忘れてた!こないだ先輩のライブに誘われたから行ったの!」



「ほお!どうだった?」



「あのねー、もうめっちゃくちゃかっこ良くて。どうしよ、好きになっちゃったかもしれない。」



星羅の顔はみるみる赤らんでいく。



星羅の恋バナなど聞き慣れたものだ。



高校に入学して一年と経っていないのに

既に彼氏が2回変わっている。




200人在籍する学年で
7番目に可愛いことになっている
星羅はそれなりにモテなくもない。




ただ星羅には顔がよく出来た以上に

欠点がたくさんあった。