一番星




日ごとに夕暮れが早まり、
すっかり茶色くなった木々が
秋の訪れを知らせていた。





いつもと変わらない放課後。








部活に向かう者。
アルバイトへ向かう者。

帰りのHRが終わったばかりで
ごった返す廊下に星羅(せいら)達の
グループも混ざっていた。




5人中5人が帰宅部という
星羅のグループは毎週木曜日は皆で
街へ遊びに行く日と決めている。






今日がその木曜日。




「なんかやっぱセーター着た方がJK感でるよね!」

「ねー!なんかもう一枚欲しくなっちゃう!」

「お前何枚目だよ!(笑)」

「えー、白にグレーにベージュにブラウンに持ってるから次5枚目かな?」

「買いすぎ!(笑)」




そんな他愛もない会話をしながら
星羅達は最寄り駅近くのカラオケ店に
入っていった。