光の世界





…―僕の手に温かさを感じた


「ここは…?」


『目を覚ましたのね!?』


「だれ?母さん?」


『あぁ…やっと、目を覚ましたのね?よかった…』


母と思われる人からは安堵のため息が聞こえる

『そうよ。あなたは一週間も眠ったままだったのよ…もぅ…だめじゃないかと…』


泣き声でかすれ、消え入りそうな声だった